日本酒の温度について

日本酒は他のお酒と違って、温度でいろいろな呼び方をします。お店で頼むときには、だいたい「冷や」「常温」「熱燗」の3種類でどれにするか聞かれることが多いですよね。温度ってそんなに大事なの?って、ずっと思っていました。暑い夏には冷やで、寒い冬には熱燗がいいと思っていましたし、常温で飲む機会なんてなかなかありません。
ちなみに家で飲むときは、やはり冷やか熱燗でした。常温は冷やすのも温めるのも面倒なときに、そのまま飲んだときのみです。その時の気分で変えていて、お酒によって変えることはしません。
これで正しいのか?と思ってから、いろいろ調べてみたら私のやり方は間違えていたことに気づきました。
まず日本酒って、細かくいうと温度で10種類も呼び方がありますが、一般的には私が思っていたとおり、冷や、常温、熱燗の3種類で大丈夫です。
この温度で日本酒の味が全く違うものになってしまいます。冷やは香りを楽しみやすい温度です。一般的に吟醸酒と言われるものは、冷やがおすすめとされています。飲むと冷たくスッキリとした味わいが楽しめる温度です。
常温はただそのまま置いている酒を飲めばいい・・・と思っていたらこれまた違います。常温の日本酒の温度はだいたい15~20℃くらいなので、夏だと少し冷やさないといけないし、冬ならば少し温めないとできません。私が面倒なときにそのまま飲んでいたのは常温でなかったのです。この常温は、日本酒本来の味を楽しめる一番の方法と言えます。でも本当にいい日本酒しか、常温で飲むのはおすすめできません。日本酒本来の味が出るということは、安めの雑な作りのお酒は雑な味が出やすくなるからです。
そして熱燗とは、だいたい40℃以上のものです。日本酒は熱くするとアルコールがきつく感じるかもしれませんが、熱燗向きの日本酒もあります。お店で頼むときは熱燗におすすめの日本酒を出してくださいというと失敗しにくいです。
夏だから冷や、冬だから熱燗という単純な選び方もいいのかもしれませんが、それぞれの日本酒に合った温度を選んで飲むと通っぽくて素敵ですよね。温度について知ってからは、その日本酒の最適な温度をお店の人に聞くようになりました。家飲みでも一杯目は冷やで、次は常温で、そのまた次は熱燗にしようかなと、温度を変えてみることで、同じ日本酒でも違う楽しみ方ができることを発見できてうれしいです。ひとつの日本酒で違う楽しみ方ができるのが気に入っています。

■マイベスト日本酒/「富久錦 純米 Fu(ふ)

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